第9回OHAS研修会が、2010年7月3日(土)〜4日(日)に、神奈川県横浜市都築区のオンワード総合研究所人材開発センターにて開催されました。OHAS研修会とは、主に日本産業衛生学会の専門医試験受験予定者を対象にした研修会です。日本産業衛生学会専門医制度委員会より「専門医修練に有用」との公認も受けております。
OHAS研修会は、これまで8回にわたって毎年実施され、実力の向上を図りたい産業保健に携わる医師に広く公開された研修となっております。
今年度のOHAS研修会の広報方法は、労働衛生会館ホームページ、産業保健メーリングリスト、日本産業衛生学会専門医制度委員会を通じて行いました。参加者定員は昨年と同様の32名と設定しており、ほぼ同数の応募をいただきました。
当日は、26名の先生方が参加され、活発な議論も交えながら、非常に前向きな姿勢で取り組まれている様子がありました。
冒頭に労働衛生会館の大久保利晃先生から、過去の産業医試験問題の傾向と受験の心得について教示がありました。研修会では、過去に出題された専門医師権の問題を主として題材にしながら、産業保健現場で直面する様々な問題について、講義・グループディスカッション・課題発表のスタイルで実施されました。また、1日目夜には、会場内施設にて懇親会が行われ、受講者、講師が相互に情報交換と親睦を図りました。
※なお、2010年8月に行われた日本産業衛生学会専門医試験では、今年のOHAS受講者のうち17名が受験し、15名が合格されました。また専門医試験合格者22名のうち18名が、今回またはそれ以前にOHAS研修会の受講歴がありました。
今後、専門医制度が変更していくに当たってOHAS研修会の内容も対応させてより充実した研修会となるように尽力していく所存です。次回のOHAS研修会は2011年7月初旬の開催を予定しております。産業医専門医試験合格を目指される方はOHAS研修会を一度受けられてはいかがでしょうか。
坂本宣明(OHAS2010運営委員 医療法人社団こころとからだの元氣プラザ)
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